毎日が美味しすぎる

月イチでポエマーになります。あと英訳とか。Hey! Say! JUMPのオタク。

vol. 6

 

WU4月号の知念さんの言葉でなんだかとても元気が出た。アイドルってすごいな。歌や踊りだけじゃなくて、テキストでも人間を元気にしてしまうんだもんな。すごい。すごいよ……

 

 

自分は好きなように生きて、それが"かわいい"って言われることならしょうがない(笑)

人からの評価はそれほど気にしてない。

(Wink up 4月号より)

 

 

最近ぼんやり考えていたこととリンクする気がして、具体的に残しておきたいと思い、書きます。

 

 

 

自分らしさとか言うけれど、結局自分って外の世界に散らばる欠片を繋ぎ合わせたものだと思っている。いろんな産地の豆をブレンドしたコーヒーみたいな。豆の選び方、分量、ブレンドのしかたがそれぞれ違って、それが味を作る。人間の個性ってそういう、外的要素の「選びかた」を言うんじゃないか。自分の中から突然湧き出る純粋なオリジナル要素なんてない気がする。だって地球に生命が誕生してありえないくらいの年月が経っていて、気が狂いそうなほどたくさんの人間が生きて、死んでいったんだから。さすがにもう色々とネタ切れだろう。こうやって文章を書いている今も、どこかで聞いた言い回しを使い回しているだけだという意識がずっとある。

 

 

 

今の自分を構成する、もともと外にあった要素たちは、自分で選んだものもあれば、勝手に入り込んできたものもある。

 

 

自分が全部、自分で選んだ、自分の好きなものだけでできていればいいのに。そしたら何も怖くない。他人の入る隙間はないから。

 

でもわたしはときどき怖くなる。自分の中に、自分で選んだつもりのないものが入り込んでいるからだ。他人からの自分を縛る呪いの言葉、社会が当たり前のように押しつけてくる価値観。ときにそれが疼いて、自分をありのまま肯定できず、とにかく何でもいいから他人に勝たなければと焦る。でも自分が他人より秀でているところは何も見つからず、他人を見下したり見栄を張ったりする。どうやっても勝てないことがわかると、次はこのレースからかっこよく離脱するためにオンリーワンを目指そうとする。でもオンリーワンってなんだ?誰ひとり同じ人間はいない、そりゃ同じ遺伝子配列の人間はいないかもしれないけど、評価されないオンリーワンって価値なくない?輝くオンリーワンじゃなきゃ意味なくない?結局、個性のオーディションだ。離脱したはずなのに、また自らレースにエントリーしている。こうして負の思考回路からずっと抜け出せない。

 

だからオンリーワンや自分らしさというそれっぽい言葉を使うのはやめた。誰かに勝とうとか、輝かしい個性を生み出そうとするのもやめた。自分を構成するその破片のなかの、自分を苦しめる要素をただ取り除いていく作業が、生きるということなのかもしれない。自分に向き合って、不純物を丁寧に捨てていくということ。同時に、捨ててはいけないものを大切にすることも必要だ。だから自分の「好き」にはいつも正直でいたい。

 

 

 

知念さんが私に元気をくれたほどではないにしろ、継ぎ接ぎの自分がこうやって書いた文章が、誰かの生きづらさを取り除くきっかけになることを願って。